

秋から冬にかけて似合うジャケット・コート生地 カシミア

秋冬生地の定番、カシミアをご紹介します。
カシミアは元々
インドのカシミール地方産のヤギ(カシミアヤギ)から取れる
柔毛で作られた生地のことです。
現在ではカシミール地方以外に
中国・モンゴル・インド北部でも飼育されています。
カシミアヤギは
標高が高く寒暖の差が激しい環境で生きているために
表面は粗い毛で覆われ、その下に柔らかい毛が密生しています。
カシミアは、この柔らかい毛を
春の毛の生え変わりのときに拾い集めるか
櫛で梳いて集めます。
この作業は大変な手間がかかる上
しかも1頭から150g~200gほどしか取れません。
焼肉屋さんで言うと、ちょうどお肉2人前(2皿分)程ですね(笑)
例えば
大人用のカシミアセーターを1枚作るには
ヤギ約4頭分の毛が必要なほどで、カシミアが高価なのは
こういった生産量の少なさと生地の美しさから来ているんです。
カシミア生地には非常に柔らかい手触りや保湿性、
それに絹のような光沢感があり、最も高級な繊維の一つとして扱われ
その高価さもあいまって「繊維の宝石」とも呼ばれています。
他にも、元の色味で原料としての価値・価格が変わってきます。
ホワイトカシミア、グレーカシミア、ブラウンカシミアと分けられますが
中でもホワイトカシミアはどんな色にも染められるため
最も価値が高くなります。
ウールとカシミアの混紡生地でも
カシミアの特徴(保温性、光沢など)は意外と出せますので
この冬はジャケットかコートとして是非着てみて欲しいですね。
(混紡割合にもよりますが
カシミア生地はひざが抜けやすいので
パンツとしてはあまり適さないです)
着こなしブログ「スーツ着こなしの知識」もご覧ください。




