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タキシードに茶靴は?靴の模様はどこまでOKか?

2017年12月8日 結婚式タキシード・タイムズ <新郎ルールブック> | 新郎の結婚式タキシードの靴

本日はタキシードやフロックコート、そしてウエディングスーツなどに合わせる靴についてです。靴については、大枠は黒ということはご存知かと思いますが、一体なぜなのでしょう?そして、模様はどこまでOKで、それはなぜなのか?
 
そういった部分を解説してみたいと思います。
 
 
茶色はカントリー 

茶靴 カントリー

 
まず、もともとフォーマルの服になっている現在の服、タキシードなどの発祥は英国と言われています。タキシードはもともとは燕尾服を着ていた時代に、たばこを吸うための服があっても良いな、ということで出来たスモーキングというジャケットから生まれています。
 
スモーキングはアメリカに渡って、タキシードという名前になります。
このあたりはこちらの記事で解説しています。
 
 
さて、その英国ですが、茶色の靴を面接に履いていったために、採用試験を通らなかった、というニュースは有名ではないでしょうか。一体どういうことでしょう。
 
 
黒こそ貴族 茶靴は田舎者 

英国

 
ロンドン共同

スーツに茶色の靴を合わせる人は不採用―。 
英国の金融業界の採用面接で、上流階級出身者の間に伝わる服装などのしきたりが合否を左右していることが、英政府系機関の調査で明らかになった。 
しきたりを知らない低所得層出身者らを差別的に不採用にしているとの批判も出ている。 

英メディアによると、金融機関の面接では服装や話し方、アクセント、振る舞いに重点が置かれ、裕福な家庭出身で子どもの頃に私立学校に通い、ケンブリッジ大など有名大を卒業した人が採用されやすい環境にある。 

実際に、「スーツに茶色の靴はふさわしくない」との理由で不採用を告げられたケースもあった。 

共同通信 2016年9月8日 より引用

英国の文化として未だに階級社会が根強いということもあるのですが、良くも悪くももともと排他的なところがあります。簡単にいえば茶色のブーツで都会の集まりに来るような者は認めない、というようなところから始まっている文化といえます。

 
現代ではそうではないのでは?と思いきや、先ほど述べたニュースがあるように、未だにこの黒靴こそビジネス靴である。という文化は存在します。
日本はもとより、イタリアでも茶靴は好んで履かれる節はありますが、私の知人がある日本の展示会に茶靴で行ったのです。そこで、オーナーのイギリス人からこう言われたそうです。

《ところで君はなぜ田舎の靴を履いているの?》

 
ということで、現代でも根付いている、もともとカントリー(田舎)の人間との差を明らかにした、黒い靴の文化ともいえるのではないでしょうか。
上記のイギリス人オーナーは普段は茶色のチャッカブーツなどを履いていますが、ビジネスの場、例えばスーツとなると黒と決まっているようです。
 
 
この種のデザインはどうなのか? 

セミブローグ

それでは、黒ならどのような靴でも良いのか?というと、そうでもないのです。
こちらはセミブローグというタイプ。
色々と模様が入っています。
この模様は、もともと農作業などをするときに通気性が良いように、という観点から取り入れられた、といわれています。
ビジネスでは国際的にOKとされる靴なのですが、フォーマルには適さないとされています。それは作業=ビジネスという捉え方で、ドレスアップしたきちんとした時は履き替えてくるべき、というメッセージかもしれませんね。

また、模様がありますから少し無骨な印象があります。
タキシードやフロックコートには合わせない方が無難といえます。

続いてフルブローグの靴。
先端はウイングチップという、こちらも王道の靴なのですがあまりフォーマルに適しません。
ビジネスというよりもカジュアルというイメージの靴、と捉えれた方もいらっしゃるかもしれませんが、ブーツをイメージする方もいらっしゃるかも。

日本であればビジネススーツに合わせる、という方もいらっしゃると思います。

 
ブーツはどこまで? 

サイドゴアブーツのオーダー靴 アノネイブラウン

ブーツというキーワードが出たのでご説明しますと、ブーツはやはり現代ではカジュアルという位置にいます。
レストランなどでもブーツはNGと謳っているところもあります。
そう考えますとブーツはフォーマルには適さないのだ。と思われがちなのですが、18世紀など辿っていきますと実はブーツが正装であったことはあります。
ナポレオンの絵画などをみると、おおよそブーツ姿だと思いませんか?このブーツが短靴に変わっていくのです。
もともとフォーマルとされている服は、乗馬服であったという経緯があります。
乗馬にはピタッとしたパンツでないとミミズ腫れになりますし、ブーツが安全なのです。この乗馬スタイルがタウンユースになった、現代ならアウトドア用のダウンジャケットを都会で着るのもかっこいい!という風になってきた、という経緯もあります。

こう考えますと、狙ってブーツ、というのも面白いかもしれませんよね。

ローファーは? 

タッセル ローファー

ローファーは怠け者という意味です。
それは履いたならばわかりますが、紐がない。とても履きやすいですし、脱ぎやすいです。

フォーマルという改まった場面では、しっかり時間をかけて装う。その日を迎える。そういう精神的な部分がありますから、手軽さと対極に考えていけば紐靴の方がらしいといえます。
ローファーは避けた方が良いかもしれません。

ただし、リゾートウエディングでカジュアルな装い、ビーチで撮影。ゲストもみなアロハ、というようなTPOならば、黒いかっちりとした靴を何がなんでも!というより素敵に映ることだってあります。ここがファッションの難しくも面白いところですよね。

かっこいい!と捉えられるためには、全体のバランスが大事ですね。

 

まとめ 

春ジャケットコーディネート

ここまでルールを軸に書きましたが、でもルールには意味があります。そういうことを知ると楽しいですし、どこまで外せるか?が見えてきませんか?

靴はファッションのポイントですから、ルールだけでなくファッショナブルに、でもルールも加味して楽しみたいですよね。
悩んだらコンシェルジュまでご相談ください。考えつかないようなアイデアが浮かんでくるかも。

新郎タキシードの靴のルール

2015年12月8日 結婚式タキシード・タイムズ <新郎ルールブック> | 新郎の結婚式タキシードの靴

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新郎タキシードにも様々な種類がある中で、
いわゆる本格的なタキシードも選択肢になります。
これは衿がピークドラペルやショールカラーといった特徴的なデザインで、
通常のスーツと変わらない丈、衿にシルクを貼る、などの特徴もあります。

このタキシードの場合は、
基本的にエナメルのシューズを履きます。

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また、紐のないパンプスタイプが基本です。

タキシードにエナメルの靴を合わせるのは、
何も新郎だけのルールではなく、
国際上のタキシード着用のルールがエナメルのパンプスとなっています。

その理由は、タキシードなどの夜会用の服を着て、
女性とダンスを踊るわけですが、
この時に革靴ではドレスを靴墨で汚してしまう、
それは失礼だということで、靴墨の塗布の必要のないエナメルになった、
つまりは男性陣の気配りからこのような靴になったといわれます。

新郎タキシードの靴 オペラパンプス

しかしなかなかこのピカピカとしたエナメルの靴は、
抵抗のある男性は少なくないかもしれません。
またエナメルのパンプスはタキシードを購入したりオーダーしたならば今後も使用できますが、
どうもその機会もない、という場合は、
黒の革靴で代用する手があります。

正式という意味ではタキシードにはエナメル靴にはなるのですが、
汎用性という意味で、昼の正装で合わせる、
黒い革靴を使用するのも一つでしょう。

タキシードに革靴を合わせる場合、
挙式を迎える前にしっかり磨き、特に先端のトゥの部分は、念入りに、
できれば鏡面磨きという鏡のように光る磨き方で臨むことをお勧めします。

タキシードにエナメルの靴を選択された場合は、
ややヒールがあるものが一般的です。
ヒールのある靴には馴染みが薄いのが男性陣、
少し歩いて感覚を事前に確かめておきたいところです。

結婚式の新郎タキシードの靴

2015年12月8日 結婚式タキシード・タイムズ <新郎ルールブック> | 新郎の結婚式タキシードの靴

オペラいざ結婚式の衣装選びをスタートすると、レンタルにするか?購入するか?またはオーダーする?という様々な選択肢に気づきます。
ところが選ぶ衣装の種類によって靴も異なることは意外と知られていません。

衣装は午前や日中の式か、夕方から夜の式か?によって本来は着用する服も異なります。
例えば新郎新婦のお父様が着用するイメージのあるモーニング・コート。
丈が長い、いわゆる内閣の組閣でも着用される非常に格式高い衣装ですが、
モーニングという名前にもあるように、夜に着用しないコートです。

もし同じ格の服を夜に着る場合、燕尾服になるのです。

新郎のタキシードと一口にいっても、
実はレンタルタキシードなどで並んでいるタキシードの中にも、厳密にはタキシードではないタイプも混在しています。

・モーニングのようなタキシード
・フロックコート
・ショートフロック

こういった服は、全部まとめてロングタキシードと呼ばれることもあるようですが、
タキシードでロングな服は本来はないので、日本発祥と考えられます。

そうすると、
モーニング、フロックコート、ショートフロック、と、
タキシード、この2つに絞って靴を選んでみます。

まず、モーニングコートやフロックコートは、
基本的には散歩をする服、という起源があります。
さらに辿ると軍隊の服であったりはするのですが。

散歩をする、という性質から、
基本的には革靴を合わせます。

モーニングやフロックコートにどのような革靴を合わせるのが正式かというと、

黒ストレート

・黒色
・内羽根式
・ストレートチップ

となります。
一つずつ見ていきます。

まず、色については、やはり黒が正式です。
茶色だとカジュアルな印象になります。

茶靴
ではここで、フロックコートが白だった場合はどう合わせるか?といえば、
ここはやはり白を合わせます。

そもそも論、白いタキシードという服を着る文化自体西洋にはなく、
白を着用するのは純白無垢の花嫁様だけ、
列席者含め、白い服はその他の誰も着用しない。
男性はむしろ、暗めの色で、ドレスを引き立たせるもの、

そういった考えが西洋にはあります。
ですが、ビーチでの撮影など白を選んだ場合は、
黒い靴というルールに捉われ過ぎず、白で色のトーンを重視すべきです。

・内羽根式
靴には内羽根式と外羽根式があります。

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室内履き、いわゆるスリッパから派生したのが内羽根式、

7Q6A7842一方、ブーツから派生したのが外羽根式です。
羽根と呼ばれるサイドの部分が、内側に入っているか、外に飛び出しているか?という違いですが、
ブーツタイプはカジュアルになるのです。

・ストレートチップ
これは先端にチップがまっすぐに入ったシューズデザインのことです。
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これらの靴は、もしモーニングコートやフロックコートを購入やオーダーした場合は、
新たに購入しても損はありません。
なぜならば、このストレートチップの黒靴は、ビジネスはおろか、列席の挙式や公式な式典であっても履ける、
まさに鉄板の一足だからです。
もちろんお手持ちの愛用した靴があれば、その先端を鏡面磨きで磨いて、当日に臨むのも良いでしょう。

ヒールはどうすれば良い?

新郎のフロックコートに合わせるストレートチップの靴というと、
いわゆる一般的にビジネスシーンでも見かける革靴と相違ありません。
内羽根式、黒色という条件付きではありますが、ビジネスでも式典でも使用できます。
反面、ヒールが入ったシューズというのはあまり販売されていないのが現状。

まず、どうしてもヒールにこだわる、という場合、
3センチ、5センチ、7センチなどのヒール入りストレートチップシューズは探せば存在します。
こうした靴を合わせるのも一つです。

しかし、本来このフロックコートやモーニングコートに合わせる靴は、
散歩をするといった行為を想定しての靴であったり、
宮廷の中で履く、室内履きであったという経緯もあります。
歩きやすさを考えても、敢えてヒールがなくとも問題はありません。