タキシードや燕尾服の衿のシルク 拝絹(はいけん)は元は・・だった!

出石尚三先生の講義、Ginza Fashion Academia2期生として学ぶ日々を綴っているのだが、
前回はフォーマルを装うということは、まずケとハレということから考える思想に始まって、洋の服を着るのだから西洋のルールを知り、基礎を固めていこう、ということをお伝えしてきた。
いよいよ講義もヒートアップする。
実際にフォーマルの服とは19世紀の貴族の、ケ(日常)の服であったということで、それを現代のハレの日に着るのだから面白い。そして、それはとても現代の服と関係している。
タキシードの衿には拝絹(はいけん)と呼ばれるシルクがあしわられているけれど、実はこの拝絹にもいろいろな背景があった。
・・・


都心に住む:東京ソモソモという企画の中で、弊社が取材を受けた時の記事。
お台場というと東京のベイエリアのあのお台場のことなのだが、実はスーツのお台場と深い関係があるのだ。
こちらは・・・またいつか。
タキシードの衿にも、テイルコート(燕尾服)の衿にもシルクがあしらわれている。
中世ヨーロッパにおいて、高級なシルクを贅沢つかっている、というアピールであったかもしれないが、出発点は裏地だったようだ。
ちょっと知っていると面白いのでは?
ライター:松 甫 詳しいプロフィールはこちら>>
表参道の看板のないオーダーサロン 株式会社ボットーネ CEO。
自身もヘッド・スーツコンシェルジュとしてフィッティングやコーディネートを実施。
クライアントは上場企業経営者、政治家、プロスポーツ選手の方をはじめ、述べ2,000人以上。
2017年7月9日
フォーマル | オーダータキシードの歴史
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