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あたかも表面であるかのように飾られていた

大西基之 ボットーネ
中之丸前回の大西先生による素材の講義。

前半の講義部では、糸の撚りを中心に学ぶ。

そもそも大西先生が、この講義での教科書となる”メンズウェア素材の基礎知識”を出版することになった理由の1つに、百貨店で生地が表裏逆になって展示されていたということがある。
グレンチェックの生地が表裏逆に、つまり裏面があたかも表面であるかのように飾られていたそうだ。

大西先生がそのことをやんわりと指摘すると、店員の方はキョトンとした表情になったそう。

私たちの仕事では、生地の根本のルールなどでも表面が感覚的に分かっているが、何故それが表なのか明確な根拠を持って説明できる人はどれだけいるのだろう。

大西先生が常々言うように、素材について学ぶこと教材や機会が中々ないのだ。
百貨店の店員さんが困惑するのも無理もないと思う。

その百貨店でのできごとで、大西先生が何を見て裏面であることに気付いたのかというと、綾目の向きである。

スーツ生地の撚り方向

生地の縦糸によく使われる、双糸と呼ばれる二本の糸を一本に撚った糸がある。
これを解き、一本の糸(単糸)を取り出しよく双糸と見比べてみると、左右の撚りの向きが違うことがわかる。
つまり、単糸は右撚り、そして単糸同士を撚り合わせ双糸にする時は逆向きの左撚りとなっている。
同じ向きで撚ると解けてしまうので、逆向きに撚ることで、強度を保っているということだ。

スーツ生地の糸

生地の端から糸を解き、よーく見てみるとこれらがよくわかって面白い。

そして、この単糸や双糸が織られ生地になるのだが、この時初めて織り目(綾目)ができる。
縦糸が単糸なのか双糸なのかによっても綾目の向きは変わり、縦糸が単糸の珍しいフラノなどを実際に見せていただいた。
また、双糸の中でも、違う色の糸を撚り合わせたものがあり、この糸で織られた生地は、まっさらな無地とは違い、少しむらのある無地になっている。
お客様から「こっちの無地と雰囲気違いますけど、どうしてですか?」と質問されることがあり、正しく回答でき、早速学びが活きたと実感した瞬間でもあった。

生地の織元4

冒頭の話に戻ると、表裏がわかりにくいような生地でも、ここまで理解していれば正確に判別することができる。これらはほんの一部であり、突き詰めていくと本当に奥深い。

知識も増えて定着してくると、ひとつひとつの生地の見方も変わってくるし、疑問に思うことはすぐに大西先生に質問できる環境にある。本当に恵まれているなあ、、、。
これからも学び続け、学んだことはどんどんアウトプットして、お客様に伝え、役立てていきたい。

  • 大西基之先生
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中之丸中之丸 記事一覧はこちら>>建築デザイナーの父を持ち、一度は大手企業へと入社。5年勤務ののち、心の声に従い上京し、ボットーネに入社。
人生で情熱を注げることは2つ、1つはサッカー、もう1つはスーツ。
何事もコツコツ、地道に基礎を固め着実に行う動作の安心感の高さはクライアントからの評価も高い。

2017年6月29日
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